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数々の伝説を生んだ演劇マンガ

manga23私の家は母が大のマンガ好きで、子供である私もそんな母の影響でいろんなジャンルの漫画を読んできました。そんな母の本棚にずらりと並んで置かれていたのが「ガラスの仮面」です。小さい時は絵も話も古臭いし字が多くて眺める程度にしか読まなかったのですが、中学に入った頃に改めて読んでみるとその面白さにすっかり取り込まれてしまいました。
主人公のマヤは小さな中華料理店に住み込みで働く母を手伝う一方でドラマや映画に周りが見えなくなるほど熱中してしまいます。そんなマヤの才能を見出した先生の元、周囲からの虐めや逆風に耐えながら紫のバラの人と呼ぶ足長おじさんに見守られつつ伝説の紅天女を演じられる女優を目指すというストーリーなのですが、これがすごいんです。 Continue reading

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私小説という本のジャンルを初めて読んだ。

book23私は本を読むのが数少ない楽しみです。そして、最近読んだものを思い出すと、西村賢太さんの苦役列車が出てきました。この本は、俗にいう私小説であり自身の過去の体験や、出来事を本にまとめたものです。そして、この作者の西村賢太さんは私小説作家としてその世界では有名であり、2011年に芥川賞を獲得した腕の持ち主です。

この本の内容をざっと説明すると、作者本人の19歳ころの日雇い労働で糊口をしのいでいた時期の体験をまとめた作品です。苦役列車では、自分自身のダメなところを包み隠さず出しており、家賃を踏み倒したり日給を、お酒などで全て使ってしまったりしたりと、本当にだらしない主人公が逆に面白くも感じるわけです。 Continue reading